賢島セミナー2日目。賢島の朝。
トピックス
「有痛性糖尿病性神経障害への対応のアップデート」
東北労災病院の豊田隆謙先生の司会で、愛知医科大学の中村二郎先生の講演。
リリカとテグレトール、ダメなら麻薬ということだったと思います。もちろん、メキシチールやノイロトロピンといった選択肢もあります。
セミナー3「糖尿病性合併症の診断と管理・治療のフローチャート」。
司会は滋賀医科大学の柏木厚典先生。
①旭川医科大学の羽田勝計先生
腎症を中心にお話し頂きました。CKDのステージと糖尿病腎症のステージの違いの話をして頂きました。評価はeGFRと微量アルブミン尿で行うのが一般的で、シスタチンCはまだ標準化されていないそうです。
②三重大学の住田安弘先生
心臓のシネMRIのお話しがありましたが、フィリップスのMRIが必要だそうです。三重大学の成功率が高いのには色々わけがあるようです。ちなみに、うちのMRIでもスペクトの代用はできるようです。
③中部労災病院の河村孝彦先生
糖尿病と脳梗塞の因果関係は低く、血圧とコレステロールの管理が大事だとおっしゃってました。大血管障害の指標は、アルブミン尿とeGFRだそうです。
④京都医療センターの河野茂夫先生
フットケアと下肢のASOの話をして頂きました。スクリーニングはABIと腰部MRIで良さそうです。
最後は、田嶼尚子先生、門脇孝先生、清野裕先生の鼎談「血糖コントロールを考える」。
HbA1cの国際標準値使用開始は、来年の4月1日にしたいとおっしゃっていましたから、何とか特定健診の問題をクリアして、たぶんそうなるでしょう。4月1日からしばらく(1年ほど)はJDS値と併記となるはずです。
以上で終わって、帰りは近鉄特急のこんなのに乗りました。
新幹線の車窓からは夕日が見えました。