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5月10日火曜日

今日もはぴねすからスタート。
足洗い場の水道は復旧していたが、排水溝がつまったままなので、
まだ使用禁止になっていた。
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トイレの手洗いと歯磨きの場所が別になっていた。
ここが歯磨きする場所。
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こっちがトイレ後の手洗い。
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屋根もついてるし、見た目もきれいだから、こっちで歯磨きするよな~。
何が問題かって、トイレ後の手で触る蛇口で、歯磨きをすると、
ノロウイルスとかちょっと危ない。
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総合体育館へ。
炊き出しを待つ長蛇の列。
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総合体育館では平日でも炊き出しがある。
食事にアクセントをつけるし、暖かい物が食べられるし、
炊き出しは、大切だ。
だけど、ここで食中毒が起こりやすいから、作り方をチェックする。
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デヴィ夫人が来ていた。
若干暴走気味・・・。
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キッズルームに水痘注意の張り紙があった。
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広安小学校。
カーテンで仕切って、しっかりプライベートスペースを確保している。
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段ボールの個室空間は、感染者のトイレだったり、授乳室だったり、
多目的に利用できる。
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AMDAも震災後1ヶ月をめどに撤退だそうだ。
医療ニーズは減ってきている。
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食事はまだ菓子パン。
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水道も復旧していない。
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5月17日火曜日

はぴねすの歯磨きの場所がきれいになっている。
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避難所の救護所がどんどん閉鎖になっているので、
交通手段がない人たちのためにシャトルバスができた。
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トレーラーハウスも導入された。
とりあえず、感染隔離用に使う。
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バス、トイレ、キッチン付き。
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総合体育館のdERUも撤収。
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総合体育館に避難所が集約されるので、
退去してもすぐ次の入居者が来る。
過密度合いは変わらない。
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テントが増えていた。
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広安西小学校の張り紙。
別に、弁当もらいに来ていいと思うのだが・・・。
まだ、回りの店も開いてないし、先行きにも不安がるだろうし・・・。
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小学校のゴミ捨て場。
学校が再開して、小学校のゴミと避難所のゴミが一緒になっている。
おむつが一緒の場所に捨ててあるのはどうか?と思ったが、
我々が子供の頃と今の小学生は違うらしい。
小学生が触らないなら問題ない。
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はぴねすの本部も5月いっぱいで解散らしい。
医療ニーズは減ってきているのだが、
公衆衛生、感染対策、心のケアなど、
まだまだ問題は山積している。
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5月5日木曜日

糖尿病相談で参加。
超過密な益城町保健福祉センターはぴねすの一角で、
血糖測定と健康相談。
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総合体育館は外にブースを設けた。
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車中泊やテントにも声をかけて回る。
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結構沢山集まった。
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5月8日日曜日

この日は西原村へ。
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山西小学校は、体育館の前の方で血糖測定をして、後ろの方で相談をした。
結構沢山の人が相談に来てくれた。
炭水化物メインの食事と、避難のストレスで、
血圧も血糖も上昇気味だ。
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川原小学校の仕切りは、こんな感じ。
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救護室になっている小部屋を使ったが、
沢山の人が来たので、ちょっと手狭だった。
避難が長引けば、血圧や糖尿病の相談のニーズはありそうだ。
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4月26日火曜日

この日は、感染対策のメンバーとして参加。
朝のミーティング。本部に熊本JMATの掲示があった。
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感染対策だから、炊き出しもチェック。
大分から炊きだし。
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ケバブも来てる。
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まずは会議。
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健康福祉センターはぴねすのトイレ清掃をチェック。
青い防災服の人が白い服のボランティアに清掃方法を指導している。
トイレは、ノロウイルスその他諸々の感染症を引き起こす、
重要なチェックポイントだ。
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続いて、避難所の過密度合いもチェック。
避難から10日目。
これではプライバシーのへったくれもないが、
感染症が起こると、あっという間に広がる。
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飯野小学校。校庭は前日の雨でじゅったんぼ。
車中泊の人が多いので、どうしても車の轍でぐちゃぐちゃになる。
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避難所が土禁かどうかは重要なポイント。
避難初期は、余震からすぐ逃げられるように、土足も仕方ないが、
ずっと土足のままだと、衛生上好ましくない。
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ここでもトイレチェック。
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流水で手を洗えるかどうかも重要なポイント。
必ず水を出してみてチェック。
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総合体育館のテント村。
脚を伸ばせるし、プライバシーも確保できる。
緑テントとかまぼこ形の白テンとがある。
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旧中央小学校の校庭はゴミ集積場になっていた。
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福田公民館は、赤紙が貼られて、避難所を閉鎖。
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特老いこいの里は避難者を受け入れていた。
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ここのトイレはとってもきれい。
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益城町役場の前の商工会。
入り口はゴミが積まれていた。
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中は過密で、昼間は災害弱者のみ。
佐賀のJMATが巡回診療に来ていた。
掃除は避難者に任されているので、トイレの清掃も今ひとつだった。
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ここのトイレはちょっと残念。
流してなかった・・・。
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苓北から巡回診療に来ていたので、みんなで写真を撮った。

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感染対策チーム。
神戸大学、鹿児島大学、天草地域医療センター。
感染者の隔離と、水や食料の動線をチェックした後、写真撮影。
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5月4日水曜日

益城町健康福祉センターはぴねすには隔離用のテントが設置されていた。
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トイレ後の手洗い。
ちゃんとしているが、体勢がつらそうだ。
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はぴねすの足洗い場、排水溝がつまって、ボウフラ発生。
薬剤師会がハイターを巻いてくれていた。
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広安小学校、すでに避難から20日。
若干スペースに余裕が出てきた。
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ここの棚に取り置きの弁当が・・・。
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賞味期限は昨夜までだった。ちょっと危険。
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ここの食事は、朝はおにぎり、昼は菓子パン、夜はコンビニ弁当だ。
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ここの水道はまだ復旧していない。
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水洗が使えないので、ラップポンが大活躍。
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もうすぐ学校が再開するので、体育館に引っ越し準備。
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広安西小学校の体育館。
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中央小学校の体育館。
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中央小学校のトイレ。
水道が復旧していないので、タンクに水を汲んでいるが、ちょっと水浸し。
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総合体育館の武道場。超過密。
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総合体育館のキッズルーム。
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天草地域医療センター、地震発生早期から被災地で活動しています。
熊本市内の大きな3つの病院が機能を失っているので、
(熊本市民病院、熊本地域医療センター、くまもと森都病院)
小児科医師を熊本市内の病院や仮設の診療所に派遣し、
看護協会がサポートする大きな避難所に看護師を派遣しています。

天草地域医療センターのJMAT(日本医師会災害医療チーム)は4月17日から、
毎日1チーム(医師、薬剤師、看護師2人、事務)が益城町で活動しています。
JMATの活動と現地の状況の一部を報告します。


4月19日火曜日

益城町は、地震による地盤沈下のため、あちこちの道路を補修中です。

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惣領神社の社殿は崩れ、灯籠は倒れている。
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倒壊した建物を見ながら、JMATは行く。
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益城町保険福祉センターに着いた。
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玄関に支援物資が届いている。
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建物内の取材禁止が徹底しているので、ここでのマスコミはおとなしい。
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お風呂がある。
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お風呂の中はこんな風になっている。
手前が脱衣所、奥が浴槽と洗い場。
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トイレは少ない。600人で19個。そのうち洋式トイレは1個。
それでも指定避難所だから、ましな方。
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薬剤師会は移動薬局を持ち込んでいた。
この車で、薬局1軒の仕事ができる。
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薬剤師会と一緒に写真。
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自衛隊の救護班もここから薬をもらう。
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朝のミーティングは午前10時から。
DMATが統括している。
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早速避難所巡回。
まずは広安小学校。
教室の中は土足で、間仕切りがなく、
個人のスペースは畳1畳程度。
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避難5日目、広安小学校ではもう褥瘡が発生していた。
被覆材の上からちり紙で押さえてあった。
とりあえず被覆材をとったが、処置が不十分で、
感染もありそうだったので、救急搬送した。
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広安西小学校の保健室は診察しやすい。
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動物診療車もいて、動物診療をしているようだ。
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移動中の道路。炊き出し。
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避難上は車両進入禁止地区にもあるので、警察に入れてもらった。
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車がいないので動きやすいが、周りの景色はすごい。
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道路工事は急ピッチで進んでいる。
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橋が盛り上がっているわけではなく、
他が地盤沈下している。
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益城町中央小学校、ゴミ捨て場になっていた。
と思ったら、旧中央小学校だった。
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新しい小学校はきれいで、体育館も土足ではなかった。
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また移動。
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愛児園に行ったのに写真がない・・・。
500人くらいの収容施設。
避難環境は他に比べれば良さそうだった。


飯野小学校。400人くらい避難しているらしい。
ここは車中泊が多い。
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窃盗団出没のお知らせがあった。
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「はぴねす」に帰ると、入浴の時間だった。
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本部に、今日の出来事が張り出してあった。
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4月20日水曜日

朝のミーティング。
昨日はDMATが統括していたが、
今日はJMAT本体が到着したので、引き継ぎ作業。

災害の超急性期にはDMATは絶大な力を発揮するが、
DMATは1チームごとに短期滞在完結型で、
もちろん引き継ぎはあるが、質をそろえるのは難しい。
災害発生から数日たって急性期になると、
JMATに次第に指揮系統を引き継いで行く。
災害では、指揮系統と意思の統一がとても大事。
JMATでもしっかりしているのは、兵庫と宮城。
今回の統括は兵庫のJMATだ。
JMATの統括は、かなりの期間、同じ人物が本部にいて指揮をとる。
このことがいかに大事か、わかっていたはずだが・・・。
長期化する、益城と南阿蘇はJMATがしっかり支援し、
地元の復興とともにfade awayする。

この日のお仕事は、JMATのアセスメントシートを使って、避難所のアセスメント。
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まず最初は、総合体育館。
1200人+車中泊の人たちが避難する大きな避難所。
アスファルトがひび割れているのは、地盤沈下のせいだ。
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マンホールも飛び出ているのではなく、回りが沈んでいる。
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日赤のDMATの本部がある。
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兵庫の日赤が、緊急ユニットを持ってきて設営している。
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中は、患者さんも多いが、DMATであふれていた。
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特殊医療救護車両、なかから大きなテントが出てくる。
これは熊本の日赤の車両。
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このバイクもDMATの緊急車両。
渋滞の時も便利だ。
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ここの代表者に聞き取り調査をした。
DMATより全体像を把握している。
食事はどんどん改善されているが、
トイレと個人スペースの狭さは問題のようだ。

昼食のうどんを待つ長蛇の列。
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廊下の両サイドも寝食スペースだ。
犬が、同じスペースにいる・・・。
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昼間はお出かけして、夜だけ車中泊の人の場所取り。
夜の人数は相当増えるらしい。
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また移動。
コッコローチキンの建物は無事だった。
ここの鳥はおいしいので、復興したら、皆さん利用してください。
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「物資あります」だって。
自宅で過ごす人たちには、物資が届かないからな~。
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建て物のトリアージ。
二人組で緊急建物調査している。
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赤は倒壊の恐れあり。
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昨日通行止めだったところが、通れるようになっていた。
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特別養護老人ホーム、いこいの里に到着。
上水道だけが出ない。
環境的は比較的衛生的で、入居者に加え80-90人が避難している。
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今日はリサーチばかりだったので、
避難者の方々とお話ができて、
チームの皆は生き生きしている。
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京都の保健師チームと一緒になった。
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避難所に戻ってきた。
相変わらず薬剤師会は忙しい。
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DMATが4月20日15時を持って引き上げる。
JMATに引き継がれた。
みんなで写真を撮った。
いつものことながら、一抹の寂しさを覚える。
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帰りの東バイパスは混んでいて、その中レスキューや消防車が何台も出動。
余震の影響で、八代で何かあったらしい。
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熊本市内の多くの学校は5月9日前後に再開予定で、
学校の避難所は縮小されるらしいが、
災害弱者のための施策はどうなっているんだろう?
ボランティア団体は連携をとるのになれているから、
後は指揮者を待つだけだが・・・。
オーケストラでは、誰もが皆トーンボーンを吹くわけにはいかない。
誰かが指揮をとらなければいけない。って誰か言ってたな~。
神戸、新潟、東北などの災害を経験して、多くを学んだはずなのに、
震災直後だからとはいえ、指揮系統が乱れ、統率がとれていない気がする。
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